住宅の骨格11 「2015 ながおもての住宅」

近隣商業地区でありながら、
木造の住宅と店舗ビルや大型のマンションが、
混在する地方都市の風景。
そして、理由はわからないが、防火指定がない。
防災計画は大丈夫なのだろうか。

敷地は、広い車道に接し、畑を持つ広い敷地にもつ実家の一部。
静岡は、林業が盛んなことから、住宅は、木造でつくりたい。
これらをつなぐ文脈、住宅建築の形は、どんなものなのだろうか。

結果として、シンプルな家型を、この場所に置くことが、
景観の流れとして良いように思った。
シンプルな家型は、家のイメージでありながら、
ビルのイメージにも近づきやすい。

その家型を利用して、突き抜けるトンネル建築とすることで、
うまく、実家へつなぐこともできた。

外壁は、防火を考え金属張り、
内側は、木材の産地から杉の板張りとした木造住宅。