1階は、ピアノ室の防音対策から、壁式の鉄筋コンクリート造。
2階は、木造在来工法の住宅。
プランを組み立てながら、
同時にその中にある構造的な規則を見つけ出し、
柱、梁、耐力壁を、上手く配置する事が出来た。
都市型住宅を設計する場合、敷地条件などから、
一つの決まったモデュールや、
民家のような「原初的な軸組」のような骨格では、
今、目の前にある住宅を組み立てる事は難しい。
個々の生活と建築条件の中で、
その住宅だけの「建物の骨格」を探し始めた。
同時に「住宅の骨格」が、
構造的な柱、梁、耐力壁の事だけでないように感じ始める・・・。