緩やかな北斜面に建つ住宅。
敷地の南側は、農道として使われた市道を挟み、所有権を持つ雑地。
建築面積12.5坪×2階=25坪の小さな住宅。
小さな住宅でも、雑地を庭として、可能な限り大きく繋がりたい。
両袖壁を耐力壁と考え、最大限の開口幅を確保したいと考えた。
設計途中、ウッドショックという材料不足が発生。
木材の幅は120mmから、105mmに変更となる。
厳しい階高設定と構造断面の確保から、2重耐力壁、2重梁になった。
そのことを前向きにディテールの中に組み入れた。
単純な構成であったが、ペアの構造材が生み出す軽やかリズムが、
新しい空間をつくり出している。
works 一色の家 https://satosigenori.com/works/2428