住宅の骨格9  「2010 清瀬の住宅」

清瀬の住宅は、旗棹の敷地に建つ。
周辺建物に四方を囲まれる敷地。
その上、南側は、アパートの外階段と解放廊下。
この状況、条件の中で、居心地を考える。

敷地に対して真北がわずかに角度を持っている。
周辺建物との距離、間を考え、抜けと懐をつくる。

外部環境を読み込み、建築となる骨格を探した。
敷地北側の棹部分の扱いも忘れずに考えたい。
なぜなら社会につながる部分だから・・・。

それぞれの計画に相応しい明快な構造形式を見つけたい。
そして構造が明確であるものを、建築と呼びたい。