リノベ 武蔵野の家 

東京郊外、築23年の住宅の改修。用途別に仕切られ、元気のないプランから、建築の力で居心地を見つけ出す計画。クライアントの要望の中には、年齢を重ねた時を考えエレベーターを設けたいとある。幸い1階のトイレ、2階の押入れの畳一枚分の重なりを見つけ、エレベーターが上下する縦導線とした。仕切りとなる壁を取り除くことは構造を見直すことである。どうしても外せない柱がひとつ残った。その柱を中心にプラン検討をしてみると、その柱が構造以外に大きな役割をもっていたことに気づく。むき出しの独立柱は、暮らしを支え、身を守っている建築を感じることが出来るのである。人が暮らす場所、建物には、このような建築を感じるものが必要である、これが建築の存在、役割なのだと・・・。

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改修設計 佐藤重徳建築設計事務所
担当佐藤重徳・佛願忠洋
主要用途専用住宅
敷地面積165.03㎡
延床面積97.132㎡(29.38坪)
構造木造在来工法
規模地上2階
竣工2009年6月
施工クリエイトA
家具工事A CRAFT
造園工事WEED